談志師匠から今度は「上納金」60万円催促の電話がかかり…
立川流家元の立川談志はあの独自の上納金を弟子たちに納めさせるルールを作っていたのだ。ちなみにA、B、Cの3つのコースがあり(その上に談志が認めた著名人が顔を並べる顧問というのもあった)、Aコースは入会金10万円、前座・見習、二つ目は月2万円、真打ちは月4万円(会費総納入額270万円で満了)、これを正式の落語家談志の弟子と思ってください。
師匠の銭ゲバ、いや失礼!!スゴイのは弟子でなくても入会金10万円、月2万円を払う有名人は弟子を名乗っていいよ!! というBコースを作ってしまうこと。さらには一般の人間も弟子になりてーヤツはしてやるよー!! という入会金2万円、月5000円のCコースを作るという恐るべき守銭奴……失礼、ビジネスの才覚を持っていたのだ。
何が驚いたって師匠が晩年暮らしていた根津のマンションの1階のせんべい屋さんなんて、半ば強引に弟子にさせられ、泣く泣く月々の上納金を納めてたというのだから気の毒やら笑っちゃうやらである。
もっと悲惨なのはその後、食うや食わずの貧乏弟子たちの大量未払いが発覚すると、未納金の3倍を要求したってんだから……どーなってんですかあ?