AKB48柏木由紀の難病公表でみる 芸能界の遅すぎるQOL意識
芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。
「病気を公表することで治療に専念でき、降板しても次の仕事につながるように芸能界も変わったといえます。昔の芸能界は、タレントを神格化し、仕事を失うからと公表できない風潮があり、結果的に仕事の途中で現場を離れることになると、ワガママだとバッシングされることもありました。今はYouTuberのように普通の人が突然有名人になる時代ですから、もう神格化してイメージを保つ必要もなくなりました。柏木さんのように番組で病気が見つかると、視聴者も治療をリアルタイムで共感し、視聴者が応援する。現場としても早期で対応が取れる。仕事も健康も大事という芸能人もQOLの時代になったと言えるでしょう」
才能は称賛し、病気には寛容に手を差し伸べる。芸能界もようやくフツーの時代に入ってきたようだ。