RADWINPS野田洋次郎に“泥酔飲み会”報道 ファンも失望させた表現者としての「ダサさ」

公開日: 更新日:

■ロックな生き方?

 もちろん野田が主張するように「音楽」や「エンターテイメント」が衰退していく流れは止めなければならない。イベント開催の水準も曖昧かつ流動的で、それによりエンタメに携わる者が疲弊し、振り回されているのもまた事実である。

 しかし、野田自身の〈いい加減『違う』ことは『違う』と声をあげていい時だと思います〉という言葉の通り、ルールを守らず主張だけをすることはやはり「違う」し、一人の表現者、アーティストとしても「ダサい」。

 それこそ自粛を守りつつ、イベント再開を心待ちにするアーティストからしたらRAD野田の飲み会報道は〈ふざけんな〉という気持ちになっているだろう。

 彼の行いを<ある意味、ロックな生き方>というネットの声も一部あるが、前述した野田のツイートは一人のエンタメや音楽に携わる"社会人"という立場からの政府批判であり、実際に野田の政府批判に乗っかる形のリプライも多くある。

 アーティストとして今まで許され、認められてきた「ロックな生き方や行動」も人命に影響を及ぼすコロナ禍では通用しにくい。批判をされない行いを前提にして初めて"対等に"批判したり、主張できる土俵に乗ることができると考えるのが、社会人として一般的な感覚だろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」