日本ハム野村佑希「4番合格」に残されたチャンスは12試合…63年ぶり快挙の立役者に足りないもの
日本ハムは昨30日、西武を3タテ発進。開幕から引き分けを挟まない3連勝は1962年の東映時代以来、63年ぶりだ。
久々の記録の立役者となったのが、「4番・一塁」でスタメン出場した野村佑希(24)である。
初回に先制適時二塁打を放つと、三回に3ラン、五回は2ランと2打席連続本塁打。4打数3安打6打点と、相手のお株を奪う“獅子”奮迅の活躍を見せた。
勝負どころでの二塁打を重視する新庄監督は三回の本塁打の際はベンチで小さく「×」のポーズを取ったが、2本目は頭上で大きく「〇」。「バツしてどうもすいませんでした。いいものを見せてもらった」と、絶賛である。
野村は花咲徳栄高から2018年ドラフト2位で入団。かねて素質の高さを評価されていたものの、なかなかレギュラーに定着できず、今季は新庄監督に「開幕4番だが、15試合で結果が出なかったら二軍に落とす」と、尻を叩かれている。
そんな未完の大器について、八木打撃コーチは日刊ゲンダイの取材にこう言っていた。