Kōki,主演「女神降臨」大苦戦の理由は“Z世代女性がソッポ”…主な客層は「工藤静香ファン」
Kōki,(22)の主演2作目の映画「女神降臨 Before 高校デビュー編」(ソニー・ピクチャーズエンタテイメント)が、20日の公開初日から苦戦している。興行通信社の調べによると、公開4日間の観客動員数は約6万人で、興行収入は約8000万円、初登場ランキングは大方の予想を下回る第9位で終わった。公開映画館数が311館だから、単純計算で1日平均、1映画館に48人強の観客しか座っていないことになる。
Kōki,の映画デビューは2022年2月公開の「牛首村」(東映)。こちらは公開3日間で観客動員数は約9.5万人、興収は約1.2億円、初登場は第4位、これで最終興収は約5.6億円だった。「女神降臨」の最終興収は、筆者の試算によると3億円台後半にとどまりそうだ。
「『女神降臨』の誤算は、世界で64億回以上も閲覧された超人気web漫画の読者がついてこなかったことでしょう。漫画の原作ファンに完全にそっぽを向かれてしまったわけです」(映画関係者)
「牛首村」のプロモーションのための露出は、母でありKōki,のプロデューサーでもある工藤静香(54)の意向からか、極めて限定的だったものの、「女神降臨」では一転して積極的にKōki,は稼働。昨年10月放送の「しゃべくり007」(日本テレビ系)を皮切りに、今年2月には「世界の果てまでイッテQ!」(同)でイモトアヤコ(39)と同じ太眉メークを披露し、3月20日放送の「ぐるぐるナインティナイン2時間SP」(同)では、父である木村拓哉(52)の顔真似や、自宅のトレーニングルームまで公開してみせた。
ところが、筆者が映画観賞後の母娘に話を聞いたところ、「バラエティー番組で見たKōki,に興味を持って映画館に足を運んだ」とのことだったが、こうした観客は“少数派”だという。