オリオールズ菅野智之が両手けいれん降板のホロ苦デビュー「もうちょっと投げたかった」
“オールドルーキー”にはほろ苦いデビュー戦となった。
今季、オリオールズに移籍した菅野智之(35)が日本時間31日、敵地トロントのロジャーズセンターでのブルージェイズ戦にメジャー初登板。4回4安打2四球1奪三振の2失点と、まずまずのパフォーマンスながら、アクシデントに見舞われ降板を余儀なくされた。
菅野は1点リードの初回、制球が定まらずに先頭のビシェットにストーレートの四球。続くゲレロ、サンタンダーと強打者2人を打ち取って2死としたが、ヒメネス、スプリンガーにはいずれも甘く入った変化球を捉えられ、連続長短打を浴びて2点を失った。
二回は三者凡退に仕留めると、三、四回は走者を出しながらも無失点で切り抜け、立ち直りを見せた菅野に異変が生じた。
四回を投げ終えて球数は73。余力を残し、五回のマウンドに備えて投球練習を開始したものの、ベンチに異常を訴え、監督、トレーナーと話し合った結果、降板。打線の援護もなく、菅野にメジャー初黒星が付いた。