NHK朝ドラ「おかえりモネ」はココが変!気になる3つのこと
モネの故郷の方言もなんか違う。標準語と方言が不自然に混ざり、そもそもどこの方言かと疑問だ。時にはこそばゆく感じてチャンネルを変えてしまった時も。とくにモネの敬愛する故郷の資産家の老女を演じる夏木マリのセリフは言葉のニュアンスを考えずに標準語をそのまま方言に訳している感じで、かなり違和感がある。方言指導が間違っているのだろうか。
モネはテレビ局で働き始めたのを機にへアスタイルを変えた。故郷にいる時は前髪をまぶたの上まで垂らしていたのを、大人っぽく前髪をあげておでこ全開に。それをまだ見慣れていないのと、清原の顔を上向きにして唇をちょっと開いているようないつもの表情がそのままなので、イメチェンした髪形だけが際立ち気になって仕方がない。
大阪制作の「おちょやん」、東京制作の「おかえりモネ」の中身の振れ幅は百八十度くらい、落差がすごい。ここまで極端だと視聴者は良し悪しより好き嫌いで見る。懐疑派には苦行のような朝の15分間になりそうだ。
(文=峯田淳/日刊ゲンダイ)