元天才子役・美山加恋のこれから ライバル福原遥との“格差”を埋めるためには…
2004年に草彅剛主演の「僕と彼女と彼女の生きる道」(関西テレビ、フジテレビ系)で小柳凜役を演じ、一躍“天才子役”と注目を集めた美山加恋が、すっかり大人の女優に成長し再び注目を集めている。
12日に25歳の誕生日を迎えた美山は中国のSNS「微博(Weibo)」のアカウント開設を発表したばかり。コロナ禍で自粛期間中に中国語の勉強を始め、中国語で日常を発信したい思いに駆られたという。今月はバラエティー番組「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」(テレビ東京系)に出演し、自身の酒豪ぶりも明かした。
美山の話題が何かと取り上げられる背景には、彼女が声優を務める公開中のオリジナルアニメ映画「フラ・フラダンス」の宣伝業務があるという。同アニメで美山は同じく子役出身の福原遥(23)とともに“二枚看板”の大役を務めている。
「美山と福原は『フラ・フラダンス』では、二枚看板として共に宣伝活動に尽力しました。ただ、美山にとって福原は煙たくもあり、ライバルとして原動力にもなっている存在なのです」(スポーツ紙記者)
「キラキラ☆プリキュアアラモード」で共演
どういうことか? 美山と同世代の福原は、09年から13年まで放送されたNHK教育の料理アニメ「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」のまいんちゃんとして知名度を上げた人気子役出身。17年から18年にかけてテレビ朝日系のテレビアニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」で美山と共に声優を務めた。このプリキュアでは、美山が主人公の宇佐美いちかの声を担当し、福原は2番手の有栖川ひまりの声役だった。それが「フラ・フラダンス」では主人公が福原、2番手が美山と立場が逆転してしまった。
「『フラ・フラダンス』の舞台挨拶やインタビューで2人の絡みはほとんどありませんでしたが、たまに一緒に宣伝活動をすると、どうしても福原さんに注目が集まる。主演を立てるのは、芸能界のセオリーですから美山さんが遠慮しているようにも感じました。福原さんは、22年後期のNHKの朝ドラ『舞いあがれ!』の主演が決まったばかりですから、メディアの注目も高い。子役出身の俳優は、どうやって子役時代のイメージから脱皮するかが大きな課題。福原さんはこれで“まいんちゃん”から卒業できるでしょうが……」(前出のスポーツ紙記者)
美山にとって今は雌伏の時かもしれない。地道な努力を続けていれば、いずれ演出家やプロデューサーの目に留まる。挽回の余地はあるはずだ。