著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<138>質問書で300万円の手数料の返還を促す 信じられない返信が…

公開日: 更新日:

「先月(18年12月)も佐山さんに、『あの弁護士に抵当権抹消手続きをするように伝えてください』と伝えたのに、なしのつぶてなんです。私ね、佐山さんにお世話になったからと思って5万円を謝礼として差し上げていたんですよ。なのに……」

■ようやく届いた驚きの返事

 相手が老婆だと思ってナメているのだろうか。

 私は、まず300万円を返すように求める文書をFさん名義で作成することから始めた。法律に詳しい者ならFさんへの行為が違法であることぐらいは十分に理解しているはずだから、質問書という形にして返還を促したのである。

 やっと自分がだまされていたことが分かったFさんは、佐山さんに電話をして300万円の件を話したという。

「彼女は『あれはこちらで預かっていますから、いつでもお返しします』って慌てていました」

「でしょ。自分たちは何をやったか分かっているんです。だから慌てているんです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド