著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

“役立たず”アベノマスク再利用に右往左往 延々と質の悪いコントを見せられる国民

公開日: 更新日:

 あるところでは子供の給食当番に使うという。「小さいから子供にちょうどいい」って、それ「大人には不向き」って言ってるんじゃん。なのにお殿様はご機嫌だ。いや、そこ怒るところでしょ。

 しかもそのために税金がじゃぶじゃぶ使われ、結局工場を建てて不織布マスクを大量生産することができたんじゃないかというぐらいのお金が消えた。しかも中抜きされて。だいたいいまだにその発注の経緯なども、よくわからず謎のままだ。これはいつ解明されるのか。

 前出の維新議員は「良質のガーゼでできている」と、お殿様へのヨイショが半端ない。これが「提案型の野党」だとツッコまれ、まさにコントだ。しかし実際やってみればマスクからガーゼを破らないように糸を抜き産着を作るのは至難の業だ。乳幼児を持つ母にそんな時間があるものか。

 だいたいそういう維新さんは大阪で集めた「雨ガッパ」はどうしたのだ。聞けばなかなか引き取り手がおらず、いまだに余っているようだ。むしろこちらの有効活用を考えた方がいいのではないのか。それとも「アベノガッパ」と名付ければ全国アベファンの30万人が希望するだろう。ちょうど30万着だからピッタリだ。

 五百何十億の金。いっそ、1等1億円が500本の宝くじを全国民に配布した方が盛り上がったのではないか。あ、でもこの国のことだ。払う賞金をまたクーポンにするか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に