タイム誌「今年の女性」に選ばれたG・クルーニーの妻アマルさんの“素顔”

公開日: 更新日:

 映画「オーシャンズ」シリーズなどで人気の米俳優、ジョージ・クルーニー(60)の妻で人権派弁護士のアマル・クルーニーさん(44)が先日、米タイム誌の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」(写真)に選ばれ、注目を集めている。

「一生結婚するつもりはない」と公言していたジョージと2014年8月に結婚し、美貌の弁護士として世界中の注目を集めたが、その素顔は一般には、あまり知られていない。

 レバノンのベイルート生まれで、2002年に米国で、2010年に英国で弁護士資格を取得。DVなどを受けた女性たちや不当に拘束されたジャーナリストなど、人権を踏みにじられた人びとの弁護に力を注いでいる。昨年11月には、「イスラム国」の兵士に娘を殺害された女性の代理人として、その兵士を大量虐殺の罪で告発、有罪判決を勝ち取った。

 タイム誌の特集記事はインタビューが中心で、質問をしたのは2021年にノーベル平和賞を受賞したフィリピンのジャーナリスト、マリア・レッサさん(58)だ。ドゥテルテ大統領の不正を追及し、身柄を拘束された際にアマルさんが弁護した。レッサさんから「活動の動機」を問われたアマルさんは、「罪ある者が自由で、無辜の者が投獄される。人権を蹂躙する者が自由で、それを告発する者が拘束される。こうした状況に弁護士として見て見ぬふりはできない」と答えている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???