“動ける”高橋一生に期待大 「インビジブル」は米国ドラマ酷似批判を吹き飛ばせるか

公開日: 更新日:

 その「インビジブル」は〈刑事・志村(高橋)と犯罪コーディネーター・キリコ(柴咲コウ=40)という絶対に相容れないはずの2人が異色のバディーを組む前代未聞の犯罪エンターテインメント〉だ。

 芸能ライターのエリザベス松本氏は「もともと高橋さんはどこか狂気を秘めていたり、闇を抱えていたりなど、ひと癖ある人間を演じさせたらピカイチの人。ですから、今回の志村はハマり役になるだろうとみています」と、こう続ける。

「また、共演の柴咲さん演じるキリコもとてもいい。ありとあらゆる犯罪に関わっている残酷さがありながら、時折、天使のような無垢な表情を垣間見せる。魅力的に描かれていて、ついついキリコの出番を待ってしまいます。高橋さんと柴咲さんは共演が多く、相性抜群でもありますから、2人が並ぶとものすごい安心感がありますよね」

 一方で少し気になるのは、海外ドラマに詳しいあるエンタメ誌ライターからのこんな声だ。

「『インビジブル』は、2013年から放送されていた米ドラマ『ブラックリスト』に設定が似ていると、初回の放送前後から海外ドラマファンの間では噂になっていた。ネット上で批判も起きていますが、でも、あの伝説の米ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』だって、大ヒット後には、日本はもちろん各国で似たような設定のドラマが雨後のタケノコのように作られた。設定が似ている程度なら、正直、まあよくある話かなと」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  4. 4

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  5. 5

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  1. 6

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  2. 7

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  3. 8

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  4. 9

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  5. 10

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が