高橋一生ファンは複雑? 映画「耳をすませば」実写化に「望んでない」の声が集まるワケ

公開日: 更新日:

 コロナ禍で公開延期となっていた実写映画「耳をすませば」が、10月14日に公開されることが決まった。主役の月島雫役を清野菜名(27)、天沢聖司役を松坂桃李(33)が演じる。

「耳をすませば」は原作が柊あおいの漫画で、1995年にスタジオジブリのアニメ映画版が公開。中学生の青春恋愛ストーリーだが、実写版では大人になった10年後の2人が登場する完全オリジナルストーリーも加わる。しかし反応は意外にも、〈その後のお話なんて、ヤボだよ!〉〈10年後の実写とか望んでない〉〈それぞれが自分の夢の実現のために歩み出したところで終わり、その後は見た人それぞれが想像する映画〉と手放しでは喜べないファンの声があふれている。

 同作は興行収入31.5億円、ジブリでは15位と“地味”ではあるものの、gooランキング「結局一番好きなジブリ作品ランキング」(2021年調査)でも、全作品のうち9位に入る人気作品。実はジブリ映画の中でも根強いファンが多い。

「ジブリには珍しくファンタジー要素がなく、夢や恋愛に悩む自身の青春時代にあてはめてノスタルジックに浸りやすいストーリー。実写化には向いていますが、大人になって厳しい現実に直面する前の、中学生ならではの甘い夢で終わるから支持されている作品。雫が夢だった小説家になれたかどうか、聖司と結婚できたかどうかは知らないままだから余韻に浸れる。その先を描かれることで、ファン自身の青春も壊されることに抵抗感を覚えるのでしょう」(アニメライター)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ