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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

テレビ芸を潔く諦め…清水ミチコが努力を努力と感じず手にした芸の高み

公開日: 更新日:

 その頃には、タモリはもう音楽活動をほぼやめ、テレビ司会者の方向にシフトしていたため、「よし、これは私がやろう」と勝手に意思を継いだ(文芸春秋「文春オンライン」2021年1月15日)。しかし、活動の場をテレビに広げると、何かに対して瞬時に返したり、みんなと集団で笑わせるような、いわゆる「テレビ芸」が「自分にはなかった」ことに気づく(同前)。

 そこで彼女を救ったのは子供の頃から得意だったモノマネだった。それがあることで「女芸人」というカテゴリーから「逃げられた」のだ(同前)。

 清水には大事にしている言葉がある。20代前半の頃、バイト先の先輩に悩みを打ち明けると「人間は幸せにならないようにできているのよ。だから、頑張るとか頑張らないとかじゃなくて、淡々と受け止めないといけない」(ヤフー「Yahoo!ニュースオリジナルVoice」22年4月8日)と言われたのだ。

 目からうろこだった。それから、自分に合わないことは諦め、自分がやりやすいものを探すことが大事だと思うようになった。その方が「自分が楽だし、見ている人も楽だ」(同前)と。

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