“キムタク”で“織田信長”は東映70年の悲願 製作費20億円と万全の布陣で挑む

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 俳優の木村拓哉(49)と綾瀬はるか(37)が21日、都内で行われた映画「THE LEGEND&BUTTERFLY」(来年1月公開)発表会見に登場した。

 同作は東映70周年記念作品で、織田信長と正室である濃姫の愛の物語。“キムタク”で“織田信長”は「東映の悲願」だったそうで、手塚治社長は「製作費20億円、稟議書に判を押す手が震えました。映画の神に選ばれる一本になる作品です」とあいさつした。

 主演の木村は、織田信長について「疑問を感じていたものに対して初めて声を上げた人。上げた声に自分の行動をもって、責任を果たした人と解釈している」と語り、ヒロインの綾瀬について「見た目はおっとりした感じですけど、動いたら半端じゃない」と会場を笑わせた。綾瀬は、撮影中の木村について「モチベーションの高さはかなわない。一瞬たりとも手を抜かないパワーがあって、見ただけで安心します」とコメントした。

東映は悲願の大勝負

 監督は映画「るろうに剣心」の大友啓史(56)、脚本は「コンフィデンスマンJP」の古沢良太(48)という万全の布陣。

 芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。

「最近の木村さんは『教場』でクールな教官など、新たな役柄も違和感なく演じながらも、たたずまいはアイドル然としている。自身のカラーを失わず、褒め言葉として“何をやってもキムタク”が生きている。つまり、どんな役にも変われる“カメレオン俳優”ではないからこそ、東映も万全の布陣で今作に臨めるのです。木村さんなら、新たな信長像を見せてくれるでしょう」

 キムタク信長が“天下布武”のノロシだ。

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