黒島結菜なら「ちむどんどん」は“黒歴史”にならない? キンプリ平野主演ドラマで“心機一転”
朝ドラが低迷した2000年代後半の作品といえば、「ちりとてちん」(貫地谷しほり=07年後期)、「瞳」(榮倉奈々=08年前期)、「だんだん」(三倉茉奈・三倉佳奈=08年後期)、「つばさ」(多部未華子=09年前期)、「ウェルかめ」(倉科カナ=09年後期)あたり。いずれも平均視聴率は17~20%と朝ドラとしては低迷。作品の評価が高かった「ちりとてちん」以外は、話題性にも欠けていたという。
■夏菜は「純と愛」後に苦戦
しかし、テコ入れのあった2010年以降、朝ドラは復活し、22%以上の高視聴率をマークするように。2010年代で唯一22%を下回ったのは「純と愛」(夏菜=12年後半)だけだ。
低視聴率の作品に出演した女優たちは、その後、痛手を負うのか。さるドラマ関係者はこう話す。
「低迷期の作品でコケた人は話題にもならず、痛手にはなっていない。すでにある程度、業界からの評価があり、実力もあった人が多いので、大きな被害は受けなかったんです。しかし、そこまでのキャリアがなかった夏菜は、作品の低評価が本人の低評価に直結してしまい、相当苦労したようです。逆にあまりにヒットしても、その役のイメージがついてしまい、その後、苦労する人もいるようです」