秋ドラマはシリーズもの圧勝か? 若手俳優を起用し何を作ってもヒットしない惨状
一方、「科捜研の女」は前シリーズの平均視聴率9.6%、「相棒」は13.5%。「孤独のグルメ」は深夜帯なので視聴率は数%だが、配信などでも人気が高い。
これらのシリーズものは長年かけて視聴者の信頼を築き、内容もこなれて中高年の視聴に耐えうる作品としても支持されている。とくに「相棒」は14年ぶりに初代相棒の亀山薫(寺脇康文)が帰ってくるという話題性もあって、ファン待望という声も大きい。
「テレビ局はもはや若手俳優を育てるためのドラマ、旬の俳優を使ってスポンサーに企画を通しやすいためのドラマを作っているような状態ではないはず」(先のテレビウオッチャー)
付け加えるならコロナ報道のあおり、マンネリで視聴者の信頼を失い、テレビを見なくなっているツケもある。シリーズものの圧勝という結果にならなければいいけど。