レコード大賞はセカオワが受賞も…NHK紅白とTBSどっちが先に“撤退”を決めるのか
TBS系で12月30日に中継された「第64回 輝く!日本レコード大賞」の大賞には「SEKAI NO OWARI」の「Habit」が選ばれたが、「もう毎年恒例ですが、芸能マスコミの間でもNHKの紅白歌合戦とTBS、どっちが先に“撤退”を英断するのかって話に必ずなりますね」(スポーツ紙芸能担当デスク)といった冷ややかな見方も。
ネット上の書き込みを見ても、受賞したセカオワへの祝福というより、《出場基準が意味不明な紅白に似て、賞を取る基準が意味不明》などと、レコ大の存在意義そのものを問うコメントが目立つ。
そもそもレコ大の“審査基準”は、主催の日本作曲家協会のHPによると、《作曲、作詞、編曲を通じて芸術性、独創性、企画性が顕著な作品とする》《優れた歌唱によって活かされた作品で大衆の強い支持を得た上、その年度を強く反映、代表したと認められた作品に贈る》――とある。
「もちろんセカオワの『Habit』には芸術性も独創性も企画性も感じますし、YouTubeのミュージックビデオの視聴回数も1.2億回と、10代、20代の若者から絶大な支持を受けていますが、その年度を強く反映、代表した作品と言えるかとなると、苦しい。それこそアナログのレコードからサブスクまで、世代によって音楽の聴き方もバラバラなので、世代を超えた、その年度を代表する歌自体が、今の時代は生まれにくい」(音楽誌ライター)