関口宏「サンモニ」で見せたテレビマンの矜持 「番組の姿勢貫く」決意表明のあっぱれ!
関口宏は自称、「テレビ屋」。不見識であったり、勉強不足が露呈するような場面もあり、上から目線などとして、昨年は女性自身の「嫌いなMCランキング」で3位にランクイン。それ以降も炎上を繰り返しているが、生放送に強くこだわっているという。
3代にわたる江戸っ子にして、1963(昭和38)年にNET(現テレ朝)シオノギ劇場「お嬢さんカンパイ」でデビュー。フジテレビ系「スター千一夜」の司会を務めて以降、「クイズ100人に聞きました」「わくわく動物ランド」「関口宏の東京フレンドパークⅡ」(いずれもTBS系)などでお茶の間に親しまれてきた。2012年の著書「テレビ屋独白」では、テレビは「本来ナマであるべき」との主張を展開している。ところがVTRの出現によって、編集前提の段取り主義の横行を招き、それによって現場は活力を失ってしまったと。
サンモニには「風をよむ」のコーナーがあるが、テレビマン関口宏の矜持は「風をよまない」ことにあるのかも知れない。