橋本さとし「なにわの晩さん!」は大河より心に染みる? 絶妙な大阪の人情とグルメの融合
「橋本さんが演じる晩明(ばん・あきら)という大阪の個人タクシーのドライバーが、悩める乗客の要望に沿った飲食店に連れて行く。『タクシー飯店』の渋川さん同様、なかなか渋いキャスティングですが、もともと大阪出身、大阪芸大卒の橋本さんが実にいい味を出しているんです」(エンタメサイト編集者)
「なにわの晩さん!」は朝日放送制作の関西ローカルだが、TVerとABEMAで配信中。主演の橋本は、現在放送中のNHK大河「どうする家康」にも、阿部寛(58)が演じる武田信玄の筆頭重臣・山県昌景役で出演している。演劇ファンにはお馴染みのベテランで、今作が人生で2度目のドラマ主演となる。
■大阪が恋しくなるドラマ
ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は、「橋本さんは濃いめの顔立ちに身長183センチのガッチリ体型、聞き取りやすい滑舌とイケボ。舞台では、出てくるだけでものすごい存在感を見せます。『なにわの晩さん!』は、関西の名店グルメを知ることができて、さらに吉本新喜劇風のコテコテな会話とノリが楽しめる人情ドラマ。大阪出身の橋本さんはその世界観にぴったりと馴染んでいて、間合いと表情がもう絶妙。クスクス笑えますよ」と話す。ドラマの面白さに早くもハマっているようだ。