コムドットやまと上智大中退が「大学無償化」に水を差す恐れ…影響は「母校推薦枠」だけ?
などと、大学無償化の流れに対する懸念にまで飛び火した。政府は2020年度から年収380万円以下の世帯を対象に、返済を要しない給付型奨学金を支給する大学授業料の実質無償化を導入している。岸田政権はこの条件をさらに緩和する方針を打ち出しているが、やまとの大学中退はこれに水を差した格好だ。
やまとは4日インスタグラムのストーリーで、「もし万が一、僕の退学が原因で今後の推薦枠に影響が出たことがあればその時は志望していた生徒に直接謝罪しにいこうと考えています」と投稿したが、どうやら、自身の言動が給付型奨学金の議論にまで影響を与えるとまで考えるには至らなかったようだ。
そもそも指定校推薦が無くなったとしたら、やまとの母校の後輩たちにとっては大問題だろう。それを「謝れば済む問題」と受け止めた思慮の浅さに対し、失望する声も多く上がった。
■やまとの「勇退学」で強まる指定校推薦への風当り
「総合型選抜(旧AO入試)や指定校推薦は、優秀な人材をいち早く獲得できる大学側と、優秀な学生に確実な学ぶ機会を与えることができるため、双方メリットの制度として見直されつつあります。しかし、それでも『楽してずるい』と、批判的な目を向ける人も今なお一部にいます。今回、やまとさんが、自主退学を『勇退学』と自称したやまとさんの影響で、さらに風当たりがより強まりそうです」(大学関係者)