野木亜紀子と松岡茉優 二つの弩級の才能が起こす化学反応
今週末4月29日(土)19時からWOWOWで放送されるライブ特番『東方神起 LIVE TOUR2023 ~CLASSYC~』にぼくは出演する。メンバーふたりとの鼎談はすでに収録を終えており、今回は3月に放送されて好評を博した第1弾の続編となる。ハイ、以上シンプルに番宣でございました。
同番組を自分でも観るべくWOWOWに再加入したのは、先月下旬のこと。なぜ「再」かといえば、90年代から観てきたWOWOWだが、ネトフリやアマプラといった動画配信サービスを利用するにつれ遠ざかってしまい、コロナ禍に入って断捨離の一環として解約したのだ。今回再加入して初めて知ったが、WOWOWも2021年から動画配信を本格化させていたんですね。ぼくみたいに知らなかった人は結構いるんじゃないか。いまはテレビがなくてもスマホでWOWOWの全放送や多数のコンテンツを楽しむことができるのだった。
WOWOWオンデマンドなる見逃し配信サービスで何気なく観たのが、オリジナルドラマ『フェンス』の初回。2016年の『逃げるは恥だが役に立つ』でドラマ界の頂点に立ったらしい脚本家・野木亜紀子による書き下ろし作品である。「らしい」には理由があって、ぼくは“逃げ恥”にかぎらず作品をきちんと観たことがなかった。ウィキペディアで調べたところ、辛うじて2020年の映画『罪の声』だけは観ていたが。それさえ当時は塩田武士の原作小説への興味で鑑賞したので、正直脚本家にまでは思いが及ばなかった。