南佳孝が若者や海外で再評価 73歳でも色あせない“シティーポップの元祖”の現在地
シティーポップの先駆け、南佳孝(73)がまたぞろ脚光を浴びている。デビューアルバム「摩天楼のヒロイン」発表から50年、その記念としてリリースしたライブ盤「南佳孝 松本隆を歌う Simple Song 夏の終わりに」が話題の他、記念ライブも盛り上がっているというのだ。
浅野温子主演の角川映画の主題歌にもなり、大ヒットした「スローなブギにしてくれ(I want you)」に「モンロー・ウォーク」、盟友松本隆の作詞で南が作曲した「スタンダード・ナンバー」は薬師丸ひろ子主演映画の主題歌「メイン・テーマ」として薬師丸も歌い、こちらもヒットしたのは中高年世代には記憶にあたらしい。
「50年を振り返るような構成にしようと思う。それぞれの作品の世界観に浸ってもらえたら」
今回のステージについては、そんなコメントが報じられた。シティーポップが世界的に再注目されるなか、南の都会的で洗練された楽曲は全く色あせず、中高年世代には心地よく、往時を知らない若者世代には新鮮でクールなどとして、また魅了しているそうだ。