ジャニー喜多川氏「性加害問題」の余波 ガチオタ不在の「1.6万筆・署名」巡りファン分裂
ジャニーズ事務所の創業者ジャニー喜多川氏(2019年死去)の性加害問題について、藤島ジュリー景子社長が14日、同社公式ホームページ内の動画と書面で謝罪した。
今年3月には英公共放送BBCが、この問題に切り込んだドキュメンタリー番組を放送。4月には、元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトさん(26)が、日本外国特派員協会で自らの被害を告発したことで世界中に広がった。
ついには、ジャニーズファンも動いた。今月11日、ファンらによる有志の団体「PENLIGHT(ペンライト) ジャニーズ事務所の性加害を明らかにする会」が東京都内で記者会見し、1万6000人余りのネット署名が同事務所に提出されたのだ。一連の動きを受けたジャニーズ事務所が“謝罪”に追い込まれたわけで、これ自体は意義のあることだ。今後の被害者対策に繋がれば救われる人もいる。
このペンライトは、4月からオンライン署名サイト「Change.org」で被害者への謝罪と性加害への検証を求めていた。サイトには、《株式会社ジャニーズ事務所(以下、ジャニーズ事務所)の所属タレントをこれまでこよなく愛し、応援してきた者たちです》と紹介している。会見にも有志のファンが登場した。