鉄道写真家・櫻井寛氏がオススメする絶景列車メシ(下)
京都丹後鉄道 丹後くろまつ号
さわやかな風を感じ、新緑を楽しみながら目的地を目指す。そんな自然と触れ合う旅行には、鉄道が一番だ。車窓を眺めつつ、駅弁を味わえば気分はグンと盛り上がる。鉄道フォトジャーナリストの第一人者・櫻井寛氏が実際に乗って、駅弁を食べ、写真に収めた中から、抜群の絶景列車メシを大公開──。 (写真はすべて櫻井寛氏)
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京都丹後鉄道は、「まつ」をつけた観光鉄道を走らせる。「丹後あかまつ」「丹後あおまつ」「丹後くろまつ」の3列車だ。あかまつ号は予約制自由席で車内販売やスイーツ、ドリンクを楽しめ、あおまつ号は予約不要の自由席、最高級くろまつ号は予約制レストラン列車となっている。
大人の旅なら、ちょっと贅沢してくろまつ号だろう。金土日祝限定で1日3便。モーニングコースは福知山(10時8分)から天橋立(11時48分)まで。片道料金は朝食付き7000円~。ランチコースは天橋立(13時5分)~西舞鶴(14時50分)で1万4500円~。そして夕方に天橋立(16時5分)と西舞鶴(17時24分)を結ぶのはスイーツコース(5500円~)となっている。いずれも地元の食材をふんだんに使用し、豪華でコスパ抜群と評判だ。