福山雅治側は「厳しく対処する」と宣言するも…チケット不正転売防止の痛しかゆし

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 女は松竹のチケット予約サイトの会員で、2019年から約70件の転売行為をし約250万円を得ていたとされる。また、古田新太天海祐希主演の昨年の舞台「薔薇とサムライ2─海賊女王の帰還─」のチケット1万5000円を8万円で転売。「演劇や歌舞伎のチケット代ほしさに転売した」との供述が報じられた。

 報道などによると、こうした「転売ヤー」は金儲け目的でチケット買い占めを狙う。儲けになるなら何でもと、コンビニの限定商品まで高額転売がSNSに並んだりしているが、純粋にコンサートを鑑賞したいファンには迷惑行為に他ならない。福山の宣言を称賛しているのはそうしたファンが中心だろう。前出のプロデューサーはこんなことを言う。

「転売ヤーの締め出しには賛成でも、いわゆるギョーカイには困ったという人も少なくないんです。『縁故チケット』といって、お世話になっている関係者や取引先から、チケット入手を頼まれることが昔からあるんです。日時と場所を指定して頼み、まわしてもらっていたのですが、今では入場する人のフルネームを事前に届けないと、応募すらできない。大きな声では言えませんが、たとえばクライアントが愛人のお願いを聞いて、ライブに行くことだってある。チケットを取ってやることだってある。その場合も、愛人のフルネーム、さらに電子チケットですとメアドや携帯番号まで明記しなければならないんです」

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