畑岡奈紗 5年半ぶりの国内公式戦へ…米ツアーでは影が薄くても「格の違い」見せられるか
8日開幕の今季国内女子ツアー最初の公式競技「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」(茨城GC東C=6675ヤード・パー72)で、注目選手のひとりが畑岡奈紗(26)だ。地元茨城(笠間市)出身で米ツアー6勝の実力者が7年ぶりにスポット参戦する。
畑岡は国内の公式競技ではアマ時代を含めて6戦4勝。日本女子オープン(OP)は2019大会で3勝目を挙げ、20歳266日での公式競技4勝は史上最年少記録を更新した。この時は2位に4打差も、同年の日本女子プロ選手権、17年女子OPは2位に8打の大差をつけるなど、圧倒的な強さを見せてきた。
だが、17年から主戦場にする米ツアーでは22年4月以降優勝はなく、海外メジャーも21年全米女子オープンで笹生優花(23)にプレーオフでの惜敗やベスト10入りあるものの、頂点には立っていない。その間、笹生は全米女子OPで2勝を挙げ、古江彩佳(24)は昨年のエビアンを制し、今季は参戦2年目の西郷真央(23)がシェブロンに勝つなど、「参戦5年以内」の目標を立てたメジャー制覇も後輩に先を越され、最近は影が薄くなっている。