ドラマ「湯遊ワンダーランド」原作者のまんきつさん「サウナは肉体と魂をチューニングする場所」
独特の世界観で私生活を題材にしたエッセー漫画が好評のまんきつ氏。今回、「湯遊ワンダーランド」を原作とした地上波ドラマがスタート(主演:ともさかりえ/7月15日(土)テレビ大阪:夜24:55〜・初回のみ深夜1:25〜&BSテレビ東京:深夜24時〜)、そして3年ぶりとなる新作「犬々ワンダーランド」(ともに扶桑社)がリリースされた。
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──最初にドラマ化の話を聞いた時はいかがでした?
「本当にまさか、まさかという感じです。でも実現して本当によかったと思います」
──サウナは最近、どのくらい行っていますか。
「今は週3、4回ですね。常連の“ボス”のいない時間を狙って行ったりして(笑)」
──女性のサウナもクセのある人がいそうですね。
「私が行くのは近所の銭湯サウナなんですが、最近も電気風呂を占領する70代のおばあさんが現れて、『どけ、クソババ!』なんて自分より年下の女性に暴言を吐いたりしてて。結局、その人は出禁になってました」
──サウナでは心穏やかに過ごしたい。
「そうですね。そこはサウナ室の中にテレビがあって、家ではテレビをあまり見ないので、情報番組とかバラエティー番組とかをボーッと見ていますよ」
──まんきつさんにとってサウナとは?
「うーん、『強制的に切り替える装置』ですかね。昔、パソコンにデフラグして最適化する機能があったでしょ。あれに近い感じかな。やっぱり、体と気持ちが安定していないと思考がクリアにならない。サウナ歴は8年くらいですが、最初は弟に、アル中などの体の不調を脱却するため、『肉体と魂をチューニングしてこい』と言われて行ったんですけど、だんだんその意味がわかるようになってきました」
──今まで一番印象的だったサウナは?
「気仙沼にある『唐桑御殿つなかん』という民宿にある『サウナトースター』はよかったですね。車一台をまるごと改造したプライベートサウナで、温度も湿度も自分好みに設定できるんです。サウナにもいろんな楽しみ方や味わいがあるので、ドラマでもそれを楽しんで欲しいですね」