堺雅人「VIVANT」11.5→11.9%伸び悩み…不評の一因は字幕? スマホながら視聴者が敬遠か
「『VIVANT』初回に引き続き、2回目も劇中で外国語の会話のシーンが多かった。当然、字幕付きですが、今どきはテレビ視聴者の6割が、スマホをいじりながらなどの“ながら視聴”とも言われます。つまり、ずっと画面に集中して見ていないわけで、いちいち字幕を追わないと話についていけなくなるドラマは敬遠されがちなんです」
日曜劇場のリアルタイム視聴を支えている中高年にとっても、展開が早い上に字幕が多い「VIVANT」は見るのに疲れてしまうという指摘もある。芸能ライターの山下真夏氏もこう言う。
「“字幕問題”は邦画の興行収入が洋画を上回るようになった10年ほど前から、映画業界の関係者も悩ませています。じっくり本を読む若者が減ったせいか、集中して字幕を追えず、字幕の意味がすぐに読み取れなかったりするそうです。それで洋画も吹き替えが人気ですが、テレビドラマだって同じこと。最近は劇中でLINEのやり取りを画面に出すドラマがありますが、その文字を追うのですら《面倒くさい》と嫌がる視聴者も少なくないそうですし……」
若者に限らず、視力の衰えを隠せない中高年にとっても、画面の細かい文字はシンドイか。