(11)昨日と今日と明日の区別がつかないような毎日はつまらない!

公開日: 更新日:

「大げさなことじゃないんですが、私が毎日考えていることがあるんです。それは“明日は何をしようかな”っていうこと。いくつになっても愉快な人生を過ごそうと思ったら、それって結構大切なことだと思いますよ。昨日と今日と明日の区別がつかないような毎日って、生きている意味がないとまではいわないけれど、本当につまらないでしょ」

 とくに高齢者の場合はそうなりがちだといいながら、中尾さんはつづける。

「私の場合、食生活とか公園での運動、ジム通い、あるいは趣味とか、ある程度のサイクルというかルーティンでこなすことも多い。でも、それ以外のことも含めて毎日がまったく同じだったら、そりゃ、つまらないですよ。それって、もしその人が日記をつける習慣のある人だったら、日記のどこのページを広げても同じことが書いてあるような人生ということになりますからね。

 もちろん、長生きすること自体に価値がないとは思いませんが、せっかく長生きさせてもらっているんだから、今日は初対面の人と意気投合したとか、初めてこんなことをやったとか、なんとなく疑問に感じていたことの答えを見つけたとか、いつもと違うことを日記に書いたり、家族や知り合いに話したりできたほうが楽しいにきまってる。もっとも、イヤなこともないわけじゃないけれど、“無風の毎日”よりはいいんじゃないかしら」 

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷はシーズン後半戦、三冠王へまっしぐら ドジャース投壊がむしろ追い風になる理由

  2. 2

    美川憲一「もういいわ」和田アキ子「ありえない」…切り捨てた重鎮に見捨てられたNHK紅白の末路

  3. 3

    オリンピアンの大甘同情論に透ける「特権意識」…血税注ぎ込まれているだけに厳罰必至の当然

  4. 4

    「重圧は言い訳にならない」とバッサリ、体操界レジェンド池谷幸雄氏が語る「エース不在」の影響

  5. 5

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6

    松本人志裁判にA子さんいよいよ出廷か…執拗な尾行と知人弁護士との不倫疑惑に怒り

  2. 7

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  3. 8

    体操界は飲酒喫煙「常態化」の衝撃…かつてスポンサー企業もブチギレていた!

  4. 9

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  5. 10

    尾行、妨害、不倫、元女性誌編集長…松本人志vs文春の裁判がスゴいことになってきた