常に「やりすぎ」なくらいに取り組む 俳優・大沢たかおの根底にあるのは「喜び」
「中途半端にやるんだったら、やんないで穴の中でも入っている方がいい」
(大沢たかお/フジテレビ系「ボクらの時代」9月24日放送)
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1994年の俳優デビュー以来、数多くの話題作に出演し、第一線で活躍し続けている大沢たかお(55)。しかし、彼は2016年から約2年間、休業していた。というより、本人は辞めるつもりだったという。その理由を語ったひと言が今週の言葉だ。
そんなときに届いたオファーのひとつが、人気漫画「キングダム」の実写化映画の王騎役。プロデューサーが捨てゼリフのように言った「一番ネットで叩かれる役だと思います」という言葉に、逆に奮起した。「どうせ自分が戻るなら、これくらいハードルがないと、自分が戻る必要性はない」(日本テレビ系「おしゃれクリップ」23年7月30日)と復帰を決意したのだ。
王騎の特徴のひとつである巨大な体を再現するため、誰にも頼まれていないにもかかわらず、肉体改造に着手。大きくなり過ぎて出来上がった衣装が合わなくなり、4度作り直すことになってしまったほど。「“衣装費が4倍かかってしまうので勘弁してください”ってお願いをした」とプロデューサーも笑って振り返る(シネマトゥデイ「シネマトゥデイ」23年8月3日)。そのかいあって、原作ファンも絶賛する王騎になったのだ。