伊藤万理華は今秋ドラマ計3本に出演 優しい人柄と内に秘めた芯の強さを持つ“表現者”の魅力
伊藤は、ソロになって女優として開花。2021年公開の初主演映画「サマーフィルムにのって」で日本映画批評家大賞新人女優賞(小森和子賞)を受賞。同年夏には「お耳に合いましたら。」(テレビ東京系)で地上波連ドラ初主演も果たした。
20、21年には各地のパルコで個展「伊藤万理華EXHIBITION“HOMESICK”」を開催するなど多彩な才能を見せて、彼女の場合は、「すてきな女優」というよりも「すてきな表現者」という言葉がよく似合う。その魅力は、街角にたたずむように穏やかに咲いていて、だけど、ほかの花とは確実に違う色と香りを感じさせる野の花に通じるものがある。
今秋はタイムパトロール隊員を演じるが、もしも未来にタイムスリップして、乃木坂46の歴史を振り返るとしたら、「白石麻衣や西野七瀬だけでなく、伊藤万理華という魅力的な才能を生んだことが、グループにとって大きな出来事のひとつだったね」と回顧する未来がやってくるに違いない。