“推し文化”の必需品「チェキ」フィルムが品薄に…アイドルの貴重な収入源が大ピンチ!
アイドルイベントには欠かせない、インスタントカメラ「チェキ」のフィルムが、品薄になっていることが話題となっている。今年に入ってから、品薄が顕著になり、店頭で欠品が増えているという。
「チェキ」は富士フイルムが1998年に発売。専用のフィルムを使用し、撮った写真がその場で印刷できる。同社の広報担当者は日刊ゲンダイにこう話した。
「チェキシリーズは現在、欧米、中国、東南アジア圏など、世界100カ国以上で展開しております。現在、売り上げの9割は海外なんです。新シリーズのデバイスを投入したことなどもあり、世界的に需要が増加しています。2019年度、20年度は売り上げは下がりましたが、おかげさまで21年度から回復に転じ、22年度はシリーズ全体が過去最高の売り上げになりました」
背景には、コロナが落ち着き、人との交流が回復したこともあるだろう。国内も同様で、さらに、中止となっていたアイドルのイベントなどが復活してきたことも、需要回復の一端を担ったに違いない。