NHKは終わった! 2023年「紅白歌合戦」はまるで開き直りの“居直り強盗”
紅組のオープニングからして下品。日頃からコンプライアンスを声高に叫ぶくせに、新しい学校のリーダーズの見せパンあり~のはどういう了見なのか。このご時世、あのグループは一発アウト! のはずだ。
郷ひろみに片手で倒立させようとしたが、あんな危険なことを還暦をとうに過ぎた歌手にやらせていいのか。
浜辺美波、橋本環奈の司会者2人のディズニーのメドレーはタイムリーな理由があったのか。
紅・白のラストが4年連続で福山雅治とMISIAのコンビ。MISIAは5年連続。こんなに偏向したオーダーは歴代の紅白で記憶にない。
居直り強盗に何を言ってもむなしいから、池乃めだか師匠の言葉を借りて「これぐらいにしといたらぁ!」だが、あまりのお粗末ぶりに受信料を払いたくなくなった。
「今どき、紅白なんか誰も見ていないんだからムキになるなよ」とも言われたが、仕事とはいえ、最後まで確認するために5時間近くもムダに時間を削られ、このまま見過ごすわけにはいかない。
23年の紅白を見て「NHKは終わった」と本当に思った。
(峯田淳/日刊ゲンダイ)