松本人志に「記者会見を」と進言 語り継がれるビートたけしFRIDAY事件“伝説の会見”
主張を曲げなかった、たけしの記者会見
そんな中、SNSで拡散されているのが、松本に記者会見を勧めたたけしのかつての記者会見の映像だ。
たけしは、当時交際中とされた女性への写真週刊誌「FRIDAY」による行き過ぎた取材に激昂。1986年12月、たけし軍団のメンバーを引き連れFRIDAY編集部に殴り込みをかけた、いわゆるFRIDAY事件を起こしている。その後、傷害の罪で懲役6か月、執行猶予2年の判決が確定するまで約8カ月間謹慎している。
「当時官房長官だった後藤田正晴が『ビート君の気持ちもよくわかる』とコメントしているように、世間の論調は暴力に出たたけしも悪いが、言論の自由のもと行き過ぎた取材をしたフライデーも悪いといった空気感でした。当時40歳前後の若き日のたけしが復帰後の記者会見で滔々と語る様子が未だに語り継がれていますが、自らの行為について『手段として暴力を使ったり、たけし軍団というのを一緒に連れて行ったことにかんしては非常に反省しております』としつつも、女性を守るためにやったという自らの主張を曲げませんでした。その後のスムーズな復帰に一部からは批判の声もありました」(当時を知る女性週刊誌記者)
たけしが会見を開いた当時とSNSのある現在、そしてトラブルの内容自体がそもそも違うという声もある。今のところ松本は記者会見は開かず、裁判で争う方針に変更はないようだ。