昭和人情居酒屋「定食酒場食堂」あまたの業界関係者に惜しまれるように閉店
「またやりますよ。条件の合う移転先を探していて、決まればすぐに再オープンします。そして、また昭和をつくります。皆さんがびっくりするようなシステムを考えますから、たのしみにしていてください」
儲け度外視の価格設定は今後も続けていく考えらしい。
「天野店主は養護施設出身で、恵まれない子供たちに無料で食事を提供する『子ども食堂』などに取り組んできた。価格といい、社会からこぼれ落ちてしまいそうな人々へ、手を差し伸べようという心意気があるんです。だからこそ、多くの常連たちから愛されてきたのでしょうね」(前出の芸能プロ社長)
ユニークな人情酒場は、世知辛い世の中だからこそ、一層の輝きがあった。リニューアルしての移転計画にも、あたたかいドラマがありそうだ。