道枝駿佑「マルス―ゼロの革命―」大コケ…テレ朝が“脱・テレ朝ドラマ”に挑戦のビミョー

公開日: 更新日:

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「見る人によって評価が分かれるのは、ほかの話題作も一緒ですけど」と苦笑しつつ、こう続ける。

「1990年代から2000年代前半にかけて、堂本剛さんとか光一さん、松岡昌弘さんなど旧ジャニーズのタレントを起用した“日テレ土9ドラマ”の雰囲気がありますね。かつての日テレ土9をワクワクして見ていた世代や、もっと古い1970年代のNHKの“少年ドラマシリーズ”を覚えている世代には、刺さる要素はあると思います。おじさんをテーマにした作品が目立つ今期、珍しい学園ものの空気も悪くない。“マルス”のメンバーもちょっと古めのキャラ立ちで、おじさん視聴者には馴染みやすいようになっています」

 高校生たちがオトナ社会に立ち向かう”という設定は、実は当事者世代よりも、その30年上の世代のほうが細かいこと気にせずお気楽に見られるのかもしれないが……。

「ただ、残念なことに、“かつての土9”の雰囲気なら『新空港占拠』(日テレ系=土曜夜10時)のほうが目立つし、“令和の社会に物申す”なら『不適切にもほどがある!』(TBS系=金曜夜10時)が昭和世代の心を掴んじゃってるのが今期。放送時期が違っていたら、もうちょっと『マルス』も評価されていたはずです」(前出の亀井徳明氏)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  4. 4

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  2. 7

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  3. 8

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  4. 9

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  5. 10

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった