さくらももこさん元夫が明かした“名誉棄損”ドラマ…出版社との裁判で思い出される「NHK制作」の闇
15年に講談社が勝訴(その後、和解)し、制作は中止されたが、講談社の公式HPで公開された見解には、『裁判のなかで、証人に立ったNHK幹部は、脚本の確認について、「放送局として、我々が作る編集内容に関して第三者が口を出せるということを認めてしまうこと自体が認められない。ほとんど検閲に当たります」と述べました。管理委託を受けている出版社が、原作者の意向を受けて脚本に意見を述べることを「検閲」と捉えていることに、私どもは衝撃をおぼえました』と綴っていた。
改めて当時のNHKの姿勢に批判が集まり、《2015年の事だけどTV局が原作を舐めてるってめっちゃ伝わってくる》《芦原妃名子先生の自殺の件、民放だけじゃなくてNHKでもあんまり取り沙汰されないなーとか思ってたけど辻村深月『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』のドラマが原作者のストップがかかった時に逆ギレ裁判起こしてたから同じ穴のムジナだった》などとの意見が相次いでいる。
また、18年にはNHKでアニメ化された故・犬丸りん氏原案の「おじゃる丸」の初代声優の小西寛子がNHK関連会社が「おじゃる丸」の音声を商品に無断流用し、事務所を通して問い合わせたところ、降板させられた過去があると告発。小西が警視庁に告訴状を提出する騒ぎになった。その小西は、今月15日に自身のXで、同14日行われたNHKの稲葉延雄会長の定例会見で「セクシー田中さん」問題について「回答を控える」と語ったと紹介された記事に触れ、『芦原妃名子さんの話題やおじゃる丸に犬丸りんさんの話題に触れられるとこの件がNHKの主張として浮き出てくるから回避したんだなあ』とポストしている。
騒動は今後も広がりそうだ。