TV界と旧ジャニーズ事務所の「不適切にもほどがある!」関係…錦戸亮5年ぶり地上波ドラマ出演で鮮明

公開日: 更新日:

 今後、旧ジャニーズ事務所から独立したタレントは地上波テレビへの出演が増えていくのか。

「メディアの中には未だに旧ジャニーズに忖度している媒体があります。どの会社でもそうだと思いますが、上層部が同じ人間である限り、長年の空気を一気には変えられない。一方で、1社が独立したタレントを使って、ジャニーズとの関係性に問題ないとなれば、他社も続く。残念ですが、それが日本企業の体質です」(前出の週刊誌記者)

■錦戸出演はテレビ界の"失われた25年"を取り戻すターニングポイントになるか?

 今回の錦戸の出演は大きなターニングポイントになる可能性があるという。

「視聴率や配信の再生回数が伸びれば、独立タレントの出番は増えていくでしょう。今が、正常な競争社会に戻るかどうかの分岐点だと思います。『独立したから使わない』とか『大手事務所だから使う』という考え方でテレビを作れば面白くなくなるのは当然です。これからは『俳優としての実力』を中心に起用するか決めれば、テレビでも『不適切にもほどがある!』のようなヒット作が生まれるでしょう。今後は独立した人が大手メディアに出たり、旧ジャニーズ所属タレントと共演したりすれば、『事務所も変わった』とプラスに思われますよ。2月23日、KAT-TUN亀梨和也と元NEWS山下智久(2020年に独立)が4年ぶりに同じステージに立って、ファンも喜びました」(前出のベテラン芸能記者)

 テレビ局はメリー氏の圧力を飲み、"失われた25年"を自ら招いてしまった。"不適切にもほどがある"関係性は、錦戸の出演で本当に変わっていくのか。社会と視聴者による監視も必要になりそうだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 7

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  3. 8

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  4. 9

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  5. 10

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 4

    広末涼子は免許証不所持で事故?→看護師暴行で芸能活動自粛…そのときW不倫騒動の鳥羽周作氏は

  5. 5

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  1. 6

    【い】井上忠夫(いのうえ・ただお)

  2. 7

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  3. 8

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  4. 9

    大阪万博は開幕直前でも課題山積なのに危機感ゼロ!「赤字は心配ない」豪語に漂う超楽観主義

  5. 10

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育