「お笑い三冠!」担当マネジャーSMA平井精一さんが語る 優勝の舞台裏とマネジメントの秘訣
マネジャーは大舞台では芸人を平常心で舞台に送り出す態度が重要
──その後、ハリウッドザコシショウ、アキラ100%と2年続けて「R-1ぐらんぷり」優勝。
ザコシショウは事務所を転々としてうちに来ました。以前はコンビでやっていたから優勝時にはかなり変わったんです。裸になる必要はないモノマネですけど、「腹が出てきて面白いフォルムになってきたから」と本人が言ってきたのがきっかけです。
当日、最初のネタでウケて、ある芸人が楽屋で「ザコシショウに風が吹いてる、優勝ある」と言ってくれた。それを聞いた私は緊張させないように「決勝まで来たら勝っても負けてもメシ食えるようにはなるから、緊張しないでやってこい」とだけ言ったんです。マネジャーは大舞台では芸人を緊張させず、平常心で舞台に送り出す態度が重要かなと思いました。
アキラは来た時はコンビでコントをやっていてネタのひとつに、裸でウエーターをやる喫茶店ネタがあり、それで突然、裸芸のヒントを得たみたいです。
──優勝時のネタは裸に蝶ネクタイをして喫茶店のお盆で隠した。