陣内智則が独自のワールドを確立できた理由 考え抜く工夫、こだわりと努力を惜しまないこと
「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)でお笑いタレント・永野くんにキレて飛びかかったことが話題になっている陣内智則くん。
“マジギレ”と騒がれていましたが、陣内くんのことなのでもっといい形になると計算していたはずですが、ちょっと計算通りにはいかなかったのかなという印象でした。その彼が、7日に行われた「ABCお笑いグランプリ」に審査員として出演し、ちょうど私もポッドキャストで話をするために本番を見に行っていて、久しぶりに会うことができました。
開口一番「お体、大丈夫ですか?」と気遣ってくれて「おいくつにならはりました?」「66(歳)」「まだまだ若いですやん。NSC(の講師を)続けてください!」と励ましてもらいました。
こういう優しさや気遣いが事務所の壁を越えて先輩に可愛がられ、後輩から慕われる大きな要因でしょう。
陣内くんは私が講師を始めて3年目、NSC大阪11期生ですから、おそらく十分なアドバイスもできていなかったかと思います。当時はそれほど強く印象には残っていませんでしたが、1996年、年末の「オールザッツ漫才」(毎日放送)の若手漫才師トーナメントで1組欠員が出てしまい、吉本のプロデューサーがコンビを解散したばかりの陣内くんを呼び出しました。