フワちゃん&中丸雄一はほぼ全カット…やらかし芸能人を「消去」する番組編集はこう行われる
「デジタル化以降は『カットすべきシーンに映り込んでいる出演者の部分を切り落とし、残りの部分を拡大する』という、シーンの差し替えまでは至らないことも多いです。これは、収録時点でのVTRの解像度は放送の際の解像度よりもはるかに高いため、VTRを拡大しても放送の際には画質がさほど劣化しないためです」
■近年はプロデューサーレベルでは判断しきれない案件が増えている
今回以外にも時折発生してきた、やらかし芸能人を消し去る際に発生するパニック。このような騒動が起きた場合、番組編集の現場はどのような騒ぎに見舞われるのだろうか。長年にわたって編集に携わっている某テレビ局のディレクターは「やらかし芸能人が出るか否かに対しては、日々ニュースを見るなどして常に気を張っている」と、臨戦態勢ぶりを明かす。
「やらかし芸能人が出た瞬間から局内はハチの巣をつついたような騒ぎになりますよ。基本的に番組への全責任はプロデューサーが負うため、当該出演者をカットするか否かはプロデューサーが判断することになりますが、場合によっては報道が出たとたんに局の上層部から『アイツを消せ!』という指令が出ることも珍しくありません」