「海街diary」以来2回目! 広瀬すずは「四女」がハマるのか? Netflix「阿修羅のごとく」も是枝裕和監督
■「いつか、次女や長女役をやる日もくるんじゃないかと思います」
4姉妹を演じる4人はもちろん、作品全体としても「お手並み拝見」といったところか。併せて木俣氏は、広瀬に2回も四女役が回ってきたことについて、同作において特に奔放さが目立つ四女・咲子の役が回ってきた理由を推察する。
「年齢的な事情に過ぎないと思いますが、口調などが幼い印象もあるのと、末っ子に対する何にも縛られない自由なイメージに、広瀬さんの雰囲気が合っているからではないかと思います」
木俣氏は続けて、「いつか、次女や長女役をやる日もくるんじゃないかと思います」とも。最後に、木俣氏は広瀬が今作に選ばれた理由について「宮沢りえさん、尾野真千子さん、蒼井優さんの3人の実力派の先輩俳優に埋もれることなく、堂々と芝居をやりあえる若い俳優としては広瀬さんがふさわしい気がします」としながら、その理由を考察する。
「是枝監督に限らず、広瀬さんを起用したい優れた監督は多くいらっしゃいますが、広瀬さんの声は甘めにもかかわらず、眼差しや立ち姿は毅然として、何かテーマ性を背負っているように見える感じに惹きつけられ、創造力を刺激されるクリエーターは多いように感じます。堂々としていて任せて安心な感じもしますし、ある瞬間、凄まじいエネルギーや情感を発揮することがあって、それが画になるのだと思います」