お笑いコンビ「ママタルト」これまでの貧乏生活とM-1グランプリ決勝最下位について語る
檜原 喜びより驚きが大きかったですね。
──初めての決勝の感想とその後の反響は?
大鶴 決勝の舞台は準決勝より狭いので、ネタで僕が一回転した後に起き上がるまで時間がかかってしまい、もっと早く起き上がればよかったかもしれないと思いました。ネタをやっている最中「これはどうだろう。点が伸びなさそう」という不安はあったんです。すると審査員の点は80点台が多くて「悲愴感を出さないようにしよう」と思いました。反省すべきはその後のところですね。
■最下位になり叩かれると思ったけど街で声をかけられ「出てよかった」
──突然どら焼きを出して顔の前で割り「また出たいよー!」と叫んだ。
大鶴 1つ間違えればとんでもない事件を起こしていたのかと。自分にはただ恐怖の時間でした。
檜原 たまたまこのインタビューの前日に街ロケがあったのですが、「あっ、M-1グランプリ見ました」と街行く人が手を振ってくれまして。街の人たちがあったかく迎えてくれて今までよりロケがやりやすくて全然変わりました。最下位になった時は「これなら決勝に残らないで、未知数な存在のままでいて、優勝争いできるくらいになってから出場したらよかったかな」とも考えましたが、順位に関係なく街で声をかけられて「やっぱり出てよかった」と思い直しました。