ソフトB柳町達が“人的補償で因縁”の西武相手に3安打5打点の大暴れ…プロテクト漏れ疑惑からの大逆襲
“代役”と言っては失礼である。
ソフトバンクが10-0と大勝した6日の西武戦。14安打と爆発した打線の中でも出色だったのが、「3番・左翼」でスタメン出場した柳町達(28)だ。初回の1死三塁で左前に先制適時打を放つと、四回の無死満塁では中前2点適時打、五回の2死二、三塁でも左中間へ2点適時二塁打と5打数3安打5打点の大当たり。首痛で3試合連続欠場となった3番・栗原陵矢の不在を補って余りある打棒を見せている。
そもそも、2年連続で開幕を二軍で迎えた柳町に一軍昇格のチャンスが巡ってきたのも、開幕3試合目で腰痛&ヘルニア手術による長期離脱が決まった近藤健介の“代役”としてだった。
「そこからスタメンの座を勝ち取り、ここまで打率.350、2本塁打、10打点の大活躍ですからね。故障者続出のチームにあって、まさに柳町サマサマ。思えば、2023年オフに西武から山川穂高をFAで獲得した際に、チーム周辺では柳町のプロテクトリスト漏れがウワサされた。人的補償は紆余曲折あって、甲斐野央が西武に移籍しましたが、西武OBに聞いたところによれば、西武が最終的に5人に絞った獲得リストの中に柳町の名前があったそうですからね。その因縁の西武戦でチームの今季2度目の5連勝に貢献し、ソフトバンクのフロントは胸をなでおろし、西武のフロントは歯ぎしりしたんじゃないですかね」(ソフトバンクOB)