窪塚愛流は個性派の魅力と大衆性をバランスよく秘めた二世俳優だ
若い頃の父・窪塚洋介は90年代の学園ドラマ「GTO」(フジテレビ系)でPCを駆使する生徒役(コンピューターに強い設定が次元に通じる)を演じて注目され、「池袋ウエストゲートパーク」(TBS系)などでエッジの利いたクールな役を演じた。
対して窪塚愛流は「あたりのキッチン!」(東海テレビ・フジ系)で演じた渡部篤郎の息子役を目線の動きをうまく使って好演するなど、むしろ、一見すると普通っぽい青年役を得意としている。
映画デビューした後、高校3年間はほとんど芸能活動をしていなかった。父と叔父(窪塚俊介)が俳優という芸能界が身近な環境ながら、ごく普通の高校生活を体験したことが、明るい高校生役の演技に生かされているのかもしれない。
窪塚愛流は個性派の魅力と大衆性をバランスよく秘める親しみやすい俳優として、幅広い年代で支持されそうだ。