吉柳咲良は「石原さとみの後継者」 シリアスな演技と優しい表情で見る人を惹き付ける
監修を担当している「2025年タレントパワーランキングが選ぶネクストブレイク男性・女性タレント」(アーキテクト)には、「御上先生」(TBS系)の生徒役俳優から唯一、椎葉春乃役を演じている吉柳咲良が女性3位に選ばれた(奥平大兼は同サイトの「2022年上半期にブレイクした男性タレント」8位、蒔田彩珠は「2021年上半期ブレイク女性」9位にランクイン済み)。
選定の時点ではどんな役なのかは未発表だったが、吉柳が1月期の日曜劇場に生徒役の一人で出演するのであれば、どこかで必ず演技力を発揮するシーンがあるはずだから、そこで存在感をアピールして知名度が上昇するだろうと考えた。
その予想通りに、「生理の貧困」「ヤングケアラー」をテーマにした第7話で、彼女は、心に響く演技を見せた。
自分を育ててくれた祖父母の介護をしている現状を教室で声を震わせながら独白するシーンも印象的だったが、それ以上にとても輝いていて印象に残ったのは、退学処分が撤回された後に、祖父母が営む和菓子屋で高石あかりが演じる千木良や八村倫太郎が演じる徳守ら同級生と談笑しているときのやわらかい表情だった。