岸本理沙アナも退社決定…フジテレビ問題で露呈してしまった局アナの過酷さと志望学生の変化
フジテレビは3月25日、岸本理沙アナウンサー(25)が6月30日をもって同局を退社することを明らかにした。退職後は「他の企業に籍を置き、自分の目指す道を全うすべく精進してまいります」と岸本アナは明かしている。フジテレビ問題で、何かと注目されている女子アナ。ここにきて、フジテレビをはじめ、局アナたちの独立が続いている。
"震源地"となったフジは、岸本アナだけでなく「めざましテレビ」などを担当した永島優美アナ(33)と椿原慶子アナ(39)も3月いっぱいで退社する。
また、NHKも「サンデースポーツ」キャスターの中川安奈アナ(31)が3月いっぱいで退社。TBSの宇内梨沙アナ(33)は、3月12日付で退社している。テレビ東京の大江麻理子アナ(46)は6月での退社を発表した。
そんななか、18日配信のユーチューブチャンネル「ReHac」に出演した宇内アナは、会社を辞めたきっかけの一つとして、「一番最初に退社をちょっと考えたのが週刊誌に報道された時」とし、具体的な話として、「一番よく分かりやすいタイミングで会社を出たらつけられていて、夜も遅かったのでもう本当に怖くて…」とラジオ終わりに尾行されたことを明かしている。
「深夜の生放送終わりであれば別ですが、基本的には企業の社員なので、公共交通機関を使って出社と帰宅をします。タレントでしたら最低でもタクシー送迎、大物であれば事務所車で移動します。当然、追いかける側としては、女子アナは格段に楽でした。なので、ネタがない時などは、理由もなく"誰かと会わないかなぁ"なんて思いながら、尾行したこともありましたよ」(週刊誌カメラマン)
当たり前だが、局アナは局に雇われているアナウンサーで、サラリーマン。だが、知名度でいえば、人気タレントとそん色ないくらいに高かったりする。そうなれば当然、マスコミや熱狂的ファンに追われるリスクはつきもだ。
しかし、局アナが過酷なのは、週刊誌に狙われるだけでない。あるテレビ局関係者は、「局アナは社員とはいえ、やはりそこは人気商売です。番組側からオファーがなければ、局アナとはいえ表に出ることはできません。ですので、平等に仕事が割り振られるわけではなく、人気アナに仕事が集中し、そうでない人にはナレーションや"提供読み"しかないってことはよくありますからね。なので、フジの女子アナが番組制作に絶対的な権力を持つ編成幹部に従わざるを得なかったのは、分かる気がしますね」と話す。