フジ・メディアHD赤字転落は必然か 経営陣の改革ラッパとそれを「絵に描いた餅」と呆れる現場の“二重奏”

公開日: 更新日:

日枝久氏が編成局長時代にこのキャッチコピーを打ち出して『オレたちひょうきん族』や『笑っていいとも!』といったバラエティで視聴率トップの黄金期を築き上げました。フジテレビの根幹、『憲法』と呼ばれるほどの社是だったからか、清水社長は『それを全部捨てるのかと思われるかもしれませんが、そういうわけではありません』と否定してました」(前出記者)

 そして番組司会の谷原章介はこう言った。

「さまざまな改革案にはアナウンス室の独立であったり、編成の下にあったバラエティー部門を変えたりとあり、金光社長ご自身、『長く同じ人が続けることはよくない』と、ご自身が辞めることで(改革への第一歩を)示した。一定の評価がまわりからされるのかなとも思いますし、6月の株主総会がどのようになるか注目です」

■日枝チルドレンばかりの現経営陣

 だが、フジテレビの内情を知る某広告プロデューサーはこう言う。

「金光さんのみならず、現経営陣は日枝チルドレンで、日枝氏のお気に入りばかり。局アナ接待文化をつくりあげたドン日枝氏が会見もコメントもなく、退任発表のみだったことからして、日枝氏への配慮が伺えます。そんなチルドレンがトップに居座っていることに、現場の社員らは皆呆れていますし、改革案より何より『アンタたちがそういう会社にしたんだろう』と猛批判を繰り広げています。ほとんどが日枝チルドレン総退陣ありきで、一刻も早く一掃されて普通に仕事したいという思いでいますね。それなくして改革案など、絵に描いた餅に見えるのでしょう」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  3. 3

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  4. 9

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  5. 10

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か