著者のコラム一覧
本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(新潮文庫)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

短大生の“かとうれいこ”を見て直感…「この子は売れる!」

公開日: 更新日:

 雑誌好きの野田義治は、いつものように何げなく雑誌を読んでいた。

「ほとんどどんな雑誌でもとりあえず目は通してますよね。それこそ普通の堅い雑誌からドエロの本まで。エロい本ほど可愛い子が出てるんですよ。素人さんが撮った写真をポンと載っけてるんです」

 白夜書房から出ている「写真時代ジュニア」のグラビアに目が留まった。

 街で見かけた可愛い子、といったページで、星野裕子という女子短大生がほほ笑んでいた。

 カメラマンは会田我路。野田は彼と知り合いだったからすぐに連絡をとり、短大生と接触した。

「そのときの写真っていうのは、水着の写真でもなんでもないんですよ。洋服着てプールサイドで横たわっている、たまたま胸の谷間が見える写真だった。彼女、大学に行っていて20か21。だからそんなに簡単には折れなかったですけどね。本人は歌手志望でした」

 松坂季実子と同じ1969年生まれ、埼玉県に住み、江戸川女子短期大学在学、すでに他のプロダクションに所属していた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方